大理は雲南省の西部にある「大理白族自治州」の州都です。古くは南詔国・大理国の都として栄えた歴史のある街で、4000m級の山や雲南省第2の大きさの洱湖などの自然や、温暖な気候、少数民族の文化などで多くの観光客を魅了しています。
◆大理古城
7世紀にできた南詔国の都だった「大理古城」は白族(ペー族)が人口の7割を占め、現在も城壁の一部と南と北二つの城門を残す、雲南地区を代表する古城の1つです。標高2000mにあり、「東洋のスイス」とも呼ばれています。
●西洋街
南門から北門へ続く「復興路」はメインストリートで、工芸品のお店や白族独特のレストランが立ち並び、博愛路と交差する「護国路」は、店の看板もほとんどが英語で、多くの外国人旅行者で賑わう西洋街となっています。
◆崇聖寺三塔
大理古城から西北へ2km程の所にある3基の塔。元々は南紹国王室の菩提寺であった崇聖寺内の1部でした。主塔の高さは69.1m。伽藍等は度重なる戦乱や地震で崩壊し、塔だけが残されていましたが、2005年に唐、宋、元、明、清の歴代建築の粋を集めた崇聖寺が再建されました。
◆喜州鎮
大理の街から北へ約18km、洱海湖の西側にある白族の町です。白族の住居は三坊一照壁、四合五天井と呼ばれる独特の様式で作られており、壁は白く、庇が反り返っているのが特徴です。村内では文化体験として藍染や白族の飲茶文化である三道茶体験を行うことができます。
●洱海湖
中国で7番目に大きな淡水湖。耳の形に似ていることから名付けられた。喜州鎮から眺める姿や、蒼山を背景に見景色は絶景です。
●蒼山
海抜4,000mほどの19の峰からなり、万年雪を頂く姿を称えて、雲南大理の四大景観の「風花雪月」中の雪と賛じられています。大理石の産地としても有名です。

|