
ピンイン表記 |

Xinjiang(新疆) |
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位置 |
中国西北部に位置する。北東部はモンゴル、南はチベット、南東部は甘粛省、青海省に接し、西はロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、南西部はアフガニスタン、パキスタン、インドと隣接。 |
面積 |
約166万km2 |
人口 |
約7805万人 |
概要 |
北部は海抜2〜3千メートルのアルタイ山脈、中央には海抜3〜5千メートルの天山山脈、南部は海抜5〜6千メートルの崑崙山脈があり、タクラマカン砂漠の面積は中国最大約32万平方キロにも及ぶ。自治区に居住する主要な民族はウイグル族。このあたりはオアシスとして栄え農業や牧畜業も盛ん。特産としてはトルファンの葡萄、ハミ瓜、イーニンのりんごなどが知られる。また、石油、非鉄金属、玉石などの産地でもある。 |
観光スポット |
中国最大の新疆は観光資源にも恵まれている。豊かな自然と民族特色が中国の中にあって独特の雰囲気を作り出す。ウルムチでは天山山脈の麓に広がる美しい湖「天地」や大バザールなど、トルファンも見どころ豊富。砂漠のオアシス地下水路「カレーズ」や過去の栄華を伝える「高昌古城」、「交河古城」など。新疆西の果てカシュガルでは町行く人もエキゾチックな顔立ちとなり異国情緒を存分に感じる。エイティガル寺院や香妃墓などイスラム文化が色濃く、ここでもバザールが有名。 |
名物料理 |
新疆といえば羊肉。今や他都市でもお馴染みの「羊肉串」や、ジャガイモと鶏まるごとをトマトで煮込んだ は豪快な料理。麺料理では「ラグメン」と呼ばれる、ゆであげた麺の上に羊肉とトマト、野菜を炒めたものをかけて食す麺も美味。 |
歴史 |
紀元前5000年ごろから農耕民族が住んでいたといわれ、紀元前10〜7世紀には灌漑によってオアシスの集落が形成された。古代には西域と呼ばれ、漢代には西域都護府が置かれ、清代に入り伊犂将軍府を設置し新疆と称した。1884年に正式に省として編入。シルクロードの主な路線は3本あり紀元前にさかのぼる。中国で産出する絹を遠くローマ帝国へと運び、この絹の交易のために発達したシルクロードは東西文化交流の重要な通路でもあり、西方の文明を中国にもたらした。 |